岩手旅行中に目にとまって、待ち時間や電車の中で読んできました。
陸前高田市の戸羽市長は、町田市出身なのでこの一年、町田で話題に出ることも多いかたです。
久しぶりに、一冊を通して等身大な一本の軸が通っている本を読ませていただいた気がします。
守るべきもの、やりたいこと、到達すべきところがはっきりしていて、そのためには既成概念にとらわれず、思いっきり戦略的かつ現実的な選択肢をとっていこう、という姿勢がとても経営者的なバランス感覚で共感。
昔は、政治家と経営者って全然違う人種のようにカテゴライズされてきましたが、僕は政治家が”社会を経営する”視点で活動してくれたらいいのに、と思っていたほうなので、こういう政治家のかたが、自分の地元から出ているなんてとても嬉しいです。
戸羽さんは、市長だからとか政治家だからという「あるべき論」や立場にとらわれず、あくまでも市長としての職務と一人の人としての等身大の価値観にしたがってまっすぐ動いているところがステキで、きっとこれからの世代の若者にも政治を身近に感じて参加してもらうには、地域にこういうリーダーがいることはとてもいいな、と思います。これからのコミュニティ、地方自治の理想的な方向性の指針に、陸前高田市はなっていくはずです。
さて町田はどうなるだろ?東京は?そして日本は・・・?
政治とか興味ないよ、というかたも、一人の魅力的な男の活動記録とその精神的な背景を追う一冊、という感覚で読むだけでもすごく面白いです。ぜひご一読を。
そして宮城県の村井知事の本。
戸羽市長の等身大の言葉の力に圧倒された直後に読んでしまうと、あくまで知事としてのメッセージを投げかけることを目的としたこの本は、ちょっと物足りなく感じてしまいましたが、もともとコンセプトの違う本(村井さんは共感してもらうことを主目的として書いているわけではないはず)なので、そういう捉え方をして読んだら失礼ですよね(^^;;
僕は大学時代に政治学科にいまして、DJ活動に勤しみ非常にふまじめな学生でしたが、一応地方自治のことをメインに勉強していました(w
自治であるからには、市民自らが政治の主体となる仕組みを作ることがとても大切で、それにはより多くの権限と財源が、地方になければいけない。ここ数年国政がめちゃくちゃになっているので、そんな当たり前のように繰り返されてきてずっと変わらない議論が、いよいよガチで大きく動くかもしれない、と、そんな可能性を感じます。
で、日本の国のかたちのありかたも、大きな「破壊と創造」のときがぐっと近づくかも。
そのときに僕らは、どういう理想のコミュニティづくりをするか。
東北が見せてくれている大災害からの復活の姿が、その大きなお手本になる、と、この2冊を読んで確信します。
そうそうそういえば、うちの地元でも来月7/12に、町田相模原多摩の青年会議所が主催するイベントで、大学生がこれからのまちづくりを考える、というものがあります。
せっかく橋本開催なのに僕は台湾に行ってて参加できないのが残念。
ゆとり世代と言われる歳の若者は、正体のわからないものに流されることなく、冷静にものごとを見据え何が正しいかを自ら考えていく力が強いと、僕は思っています。
僕らの世代がこれまでの社会のしくみの負の側面を一掃するような「破壊と創造」の口火を切ることができたら、きっと着実にいい世の中を設計して作り上げてくれるんじゃないかな、と思っているので、こういうイベントはどんんどんやってほしいし、見守りたいです。
早速行けないんですけどねw
首都大の僕の後輩ちゃんたちは、出るのかしら??
EV研のみんなに営業でもかけてみよっかな。

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