先日、宮古島合宿に、自分のピストVIVALO号を持って行って、現地の足に使っていたのですが、ひょんなことから、大阪第一防災の辻村社長と、空き時間で宮古島の一番はじっこの岬まで自転車で行って来ようか、という話になりまして。
(辻村さんは僕が陰で勝手にアニキ呼ばわりしている人で、自転車のレースで入賞しちゃうような人です。)
行こうか、って言われたときに、いやいや俺ピストだし普段10~15キロしか乗ってないし、どう考えても一緒に50キロを走るなんてムリだろ、って、内心ちょっと思ったんですが、せっかく誘ってくれたのがうれしくて、つい
「行きます!」
って答えてしまいました。
案の定、ぼろぼろヘロヘロで帰ってきたのですが、自分の中では衝撃的で、とても勉強になるイベントでした。
やっぱりすごい人ってのは、すごいんです。
僕が実は全然乗れない人だっていうのも最初の数分でわかったようで、そんな僕がちょっとキツいけどムリすればついていけなくもない、微妙な過負荷感で引っ張ってくれました(^^;;
たぶん、こいつ途中でリタイヤするかもな、って若干思われてたかもしれませんが、この人にはついていきたい、最後によくやったなーってほめられたいみたいな、そんな気持ちでついていきました。
すごい人が身近にいる幸せと、そういう人に自分の素を出して信頼してついていくのって、すごく嬉しいことだなぁ、って、実感しました。
大人になると、なかなか誰かに素でぶつかっていく、ってできる機会がないですよね。
目標をすり替えたら、簡単にクリアできて目からウロコ。
なんとか一緒に走りきりたい、って思って走り出しましたが、全然ムリで、中盤心が折れそうになりました。
そこで開き直って、もうコースも景色も路面の様子も何も見ないで、ただ辻村さんの足の筋肉の張りと加重移動と、変速だけに集中して、真後ろにぴったりつくことだけを目標にして走ったら、そこからはだいぶ楽になって、最後までついていくことができました。
当然、手かげんして気を遣ってもらった上でのことなんですが、とにかく「辻村さんと一緒に走れた」ということだけは、僕の中で大きな自信に。
ヘンにクレバーに考えて目的逆算思考でいくよりも、目の前のことにバカになって向かっていくほうが良い結果に結びつくことがあるんだ、って、目からウロコでした。
大人は賢くなきゃいけない、っていうのも時と場合によりますね。戦略思考とガムシャラなアホとを、切り替えるスイッチを持てたら、何をやってももっと楽しくなるな、と思いました。
というわけで、勉強にもなったし妙に調子に乗ってしまったので、帰ってきて来年の宮古島での目標をたてました。
「来年は、辻村さんについて宮古島一周約100キロを、辻村さんのペースで走る」
走っているとき、休憩中に、
「レースやってる人とか、レベルの高い人とかクレイジーなやつらとか、一流の自転車乗りの世界が共感できるようになると、もっと面白くなる」
って言われて、よし、一度はその世界をのぞいてみよう、と。
自転車好きのゴルフ2乗りの人も多いし、なにかきっと、もっと深いところでつながっているものがわかると、僕もよりゴルフ2への理解が深まるかもしれない。
まずは来年に向けて、自分のロードBASSO号をいじろうか、まじめに走れるロードを一台買っちゃおうか、どうしよっかなー。
どうしてもまず、カッコとかモノから入ってしまうのは悪いクセです(^^;;
まずは、マウンテンバイクショップオオタケが営業再開したら、大竹さんに相談しよっと。それと、諸田さんにもアドバイスもらって煮詰めていこう。
あ、肝心のお勉強のほうはどうだったんだ、って突っ込まれると今年はちょっと、公の場で書けないことが多いんで(笑)、気になる人は僕まで直接言ってください。スピニングのみんなに出したレポートで良ければコピーして渡します。そんなもんいらないと思いますが(汗)

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