有明コロシアムに、応援に行ってきました。
結果は、完敗。
すごく悔しかったことだろうと思います。
藤原らしいことは何もできずに、ただ時間だけが過ぎ、判定負けでした。
大沢選手の巧さと戦略に、翻弄された15分間。
僕は格闘技に詳しいわけではないので、あくまでその場の空気で感じたことですが、
「勝ちたい、勝てるはず、と思って準備して試合に臨んだ藤原」と、「この試合に負けずに世界に進むことを目標として、明確に戦略を練ってきた大沢」との差が出たように思いました。
自分の持ち味を出して勝ちに行きたい藤原に対して、最後までそれを出させず、あくまでもグラウンドで時間を消費して判定に持っていった大沢選手のベテランらしいうまさが、あまりにも強烈でした。
素人的には、見ていて不完全燃焼な印象の試合でしたが、それだけ大沢さんの「この試合負けないこと」への執念が強かったのかな、と、2R終了後の様子を見て感じました。
これまで、負けらしい負けもほとんどなく、一気に日本のトッププレイヤーの仲間入りした藤原にとっては、衝撃的で屈辱的な挫折感かもしれません。
前回の今成選手との試合でも、互角以上の内容だったので、もうその実力は認められている。今まではどんどん挑戦して勝っていけば良かったものが、これからは研究され、対策される対象になり、またその「剛腕」も、そう簡単には活かせない相手や、活かせない状況での戦いに、なっていくのだと思います。
どんな相手であっても、その剛腕と真っ向勝負しなくてはいけなくなる状況に、いかに落とし込んでいくか、という戦略要素や心理戦の面や、そこへ至るまでの流れの選択肢をいかにたくさん持つか、とか、そういうことが今後課題になってくるのかも。
強いだけでは、勝てない。他にない要素を持っているというだけでは生き残っていけない。
レベルが上がれば上がるほど、それがより顕著になります。
うちの仕事も同じだ、と思いました。
ゴルフ2専門という差別化だけでは、生き残っていくのは難しい。
ゴルフ2専門で生き残っていくためには、生き残りを必然にしていくための戦略を完備し、ゴルフ2専門でなくても当然生き残っていけるだけの実力を兼ね備えていかないといけない。その上で、ゴルフ2にあくまでもこだわる。
賢い人たち誰もが、ゴルフ2専門だけだといずれやっていけなくなる、と言いますが、自分たちのレベルが上がっていけば、それも可能になると思っています。
藤原が藤原らしく、いかに今後世界で戦える選手になっていくのか、というところにも、そのヒントがあるように思います。
スピニングガレージからの応援団も20人と、今までにない人数でしたし、試合に見にこれないお客さんからも、たくさん応援メッセージをいただいていました。
その前でおそらく人生初であろうこの悔しい負け方というのは、どんな気持ちなのか、僕なんかには想像すらできませんが、ホントに本人はキツい思いをしていると思います。
スポーツにしても仕事にしても、殻を破って一皮むける手前の苦しみってあると思うのですが、今まさにそんな壁にぶち当たっているのかな、という風に見えました。
それをバネにここからどう成長していくのか、おとーさんは楽しみです。
応援してるからね。

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