登りの練習のようなサイクリング。
2015.06.25昨日一日で、丸二日かかると見込んでいた仕事ができてしまったので、ハイになってその勢いで、今日は早起きして長い距離を走ってみました。
行き当たりばったりでルートをあまりちゃんと決めずに出ましたが、なるべくきつめの登りをつないで走るようにして、橋本~高尾~風張峠~小菅村~鶴峠~秋山、牧野あたりの細かい峠をぐるぐる~津久井横断して橋本に戻る、というルートで、約150キロ、獲得標高2500メートルほどでした。
まず、いろんな人が都民の森へ走りに、っていうのをフェイスブックで書いてるから、どういうところなんだろうと思って、まずはそっち方面に。
現地に行けば食堂で朝ごはんが食べれるだろうと思って楽しみに登ってきたら、食堂の営業開始は一時間後でした…(´・ω・`)
そして掲示板をふと見たら、こんなポスターが。
素案の時点では、マウンテンバイクの乗り入れは禁止、ってなっていたのが改訂されて、禁止ではなく歩行者や近隣住民のかたに配慮しましょうね、という文面に変わっていました。ひとまずは良かったです。
マウンテンバイカー有識者のみなさんの活動の賜物だと思います。僕ら一般ライダーは、これから先一層、マナー良く走らないと、きっと経過観察的にやっぱり禁止!っていう決定が下されないように走らないといけませんね。
僕ももっと上手くなってスマートにカッコよくマナーよく走りたいものです。
ゆくゆくは、トレイルの整備やコース作りなんかもできるようになれたらいいなぁ。
とりあえず売店でいそべ餅を買って食べて、ごはん食べるところを探しながら奥多摩湖から小菅村を回りますが、平日の早朝はどこもお店がやってなくて、上野原まで降りてくることには、もうお腹がぐーぐーでふらふらになり、あとはだらだらと走るだけに。こういうずさんな補給計画でダメになるところが、結局SDA王滝みたいな本番でも出てきちゃうんですよね。普段からしっかりやれるようにならなきゃ。
そして地元に戻ってくるころには、やっぱり「もう二度と行きたくない!w」っていう気持ちになりつつ、甘いものが食べたくてしょうがなくなって、津久井街道沿いの季逢庵に寄り道。地元の名菓”ブランデーせんべい”の奥にある落ち着いたカフェで、テラス席からは津久井湖が見渡せて気持ちいいお店です。自転車ラックもあるので、ジャージとレーパンでも入れる気がしてしまうのが嬉しいです。
今回はじめてこんな風に走って見て気づいたことは、高強度短時間の練習と低強度長時間の練習って補完しあえる関係なんだな、と思いました。ロードとMTB両方やるのがいいよ、って言われるみたいに。たまにこうして走れれば、地力がつきそうな気がします。やせそうだし(笑)。
次また機会ができたら、今度は200キロは走ってみよう。
あと、愛車TCR SLRの微妙な突き放され具合も新たに発見。
これまでは、”乗り心地が良くて適度に硬くて反応が良くてしなやかさがあって、スマートに進むフレーム”っていう認識でしたが、疲れてくると、いざ登りで回せなくなるとものすごい勢いで失速しました。OTAKE号トレイルヘッドとGDRメテオはそこが優しいですが、そこはやっぱりTCRはレース用なんだなーと。 回せるかトルクかけるかどちらもできなくなったらもう終了なんだからいいよね、って自転車から突き放される感じでした。メテオみたいにできるだけ体力を温存させてあげよう、っていうフレームじゃないみたいだし。
もうちょっと、TCR SLRを乗りこなせるようになるには、もっと自分にパワーが欲しいな、と思いました。
カーボンの硬いフレームみたいにいきなり終了、って感じじゃなくて、僕の足が終わってても足の自重だけで回転キープできれば平地〜3%くらいまでの坂ならスピードを乗せられるので、踏めるときに踏めて、このフレームをビンビンしならせて推進させるパワーとリズム感が習得できたら更に面白いんだろうなーと。
高級ハイスペックロードレーサーを作ってもらえるまでのつなぎの練習用に、と思って買った GIANT TCR SLR1ですが、意外にも1年たっても飽きなくて、つなぎというにはもったいない面白さと性能です。