最初は椎名さんと僕の思い付きに、たまたま興味を持って乗っかってくれたメンバーが集まって始まったこの音楽祭ですが、第一回は想像をはるかに超える大成功!

音楽とお酒と料理と、集う人の縁のコラボが織り成す最高の夜にめちゃくちゃ感激でした!

これに気をよくして早くも、来年の第二回はどうやろうかなーなんて考えてしまうのでした(ФωФ)

 

では当日の僕目線でのレポートをば!

(当日撮った写真たちはこちらのフォトアルバムからご覧ください。大量です!)

 

 

その日は14時から店内に入らせていただいて、機材の搬入とセッティング。仕込み中に早くからおじゃましてすみません。

大井さんの機材が何やらすごい。手際も超速い!

マニピュレーターの超プロが本気で遊びをやるって、こういうことなんだな、と、準備がはじまる時点から気持ちが引き締まりました。

 

みんな順番にサウンドチェック&リハ。

入念に音をチェックするNicogi(サウンドシステム提供もNicogiの鈴木さんのブランドFundamentalのものを使っているので、一番入念なのは当たり前ですが)、リハは最低限でいいと言ってめちゃくちゃあっさり終わるカラムシさん、アンプを通さない生音なので会場全体の音の鳴り方を確認するためのリハをするクラッシュマントリオ、一人でたくさんの音を出すので大井さんと各音のバランスを調整していく椎名さん。

4者4様のリハスタイルで、こういう横顔が見れるのも、僕としては感激!こんなすごい演者の中にまじって、僕もその一員としてDJをやるのがなんだかお恥ずかしいというか申し訳ないというか。

なので今回はMC&DJとして、会場内のみんなが楽しめるようにどれだけ縁の下の力持ちに徹することができるかだけを考えていました。

 

 

楽しんでもらうために、僕が無い知恵絞って考えまくったうちのひとつがこれ。

りゅうくんに頼んで樽生クラフトビールを二種類入れてもらいました。一つは椎名純平の音楽のイメージで清里ラガーを。

もう一つは大竹さんのレモングラスを使った湘南ビールレモングラスホッパー。

そして今回は大竹さん本人も遊びに来てくれました!

 

 

 

僕は全体の進行役兼、ライブ開始までの時間と、ライブとライブの間、ライブ終了から撤収開始までの間にDJを。

DJとはいっても僕の場合、見せる聴かせるDJではなく、あくまでもBGMをアナログレコードで選曲していく係です。

選曲は、ゴルフ2の年代に合わせて、80年代中盤から90年代初頭にかけて旬だった音だけで構成。会場内のお客さんのちょっとした反応やテンションの上下と見ながら、ライブとライブの間はその前後のミュージシャンの特性に合わせて空気感を整えるようにして、選曲していきます。

今回ずっと何かしらやっていて、来場のお客さんと会話するフリーな時間が取れないのは大丈夫?、って大井さんから聞かれていたのですが、僕は、全体の進行の空気感と選曲を通じて、みなさんに最大限おもてなしをするつもりで臨むので大丈夫です、と答えていました。それはだいぶ伝わっていたような実感も得られたので、そこも僕はとても嬉しかったです。

DJやビール選びもそうですが、スピニング音楽祭の会場内にある全てが、ゴルフ2やスピニングガレージと縁があるものだけで構成されるように、その場を作っておもてなししたかったんです。

 

 

 

 

そしてライブ一発目はNicogi!

普通の飲食店でやっているのに、めちゃくちゃいい音が出る魔法の音響!シーンと静まりかえった中でのライブではないのに、ギターの音が耳と脳みそにしみこんできます。

来月リリースのニューアルバムも楽しみです!その中には当店のどこかで録った何かの音も入るかも。

 

 

 

 

二組目はカラムシ!

fundamentalのサウンドシステムとカラムシさんの相性が最高だったのか、今まで聞いたカラムシライブの中で一番良かった!カラムシさんのかすれたビブラートの残り具合が、喉の形の変化そのままにスピーカーから聞こえてきて、鳥肌たって涙出てきました。

もともとライブでみんなを巻き込んだ末に煙に巻くのが得意な人ですが、今回は一層強烈に脳裏に刻まれたカラムシイズム。

(楽しすぎてこの辺から僕は酔っぱらって記憶があいまいです)

 

 

 

 

三組目クラッシュマントリオ!

当初スケジュールの都合でトリオじゃなくてデュオの予定だったのが、急きょチャンさんがかけつけてくれて、3人揃いました!

リハにはいなかったのに本番でいつの間にか登場して爽やかに演奏!かっこいいねー。

4組中唯一、アンプを通さずに生音でのライブ。やっぱり生音っていい!直接生の音がカラダに響いてくる感触がたまらないです。

みんなリラックスした空気の中でのライブなのに、ふと3人が見せ場の抒情的な小音量での演奏になったりすると、会場中が一瞬シーンと静まりかえったりして、なんと形容したらいいのかわからない凄みを感じました。

 

 

 

 

最後は椎名純平!

最初っから飛ばしてて超楽しかった!

椎名さん、若いときの「どこかへ連れてってくれる」ような演奏スタイルから、近年は「みんなで一緒に楽しいところに行こうよー」的なスタイルに変わってきてるな、と思っていたのですが、今回はさらに、なんだか椎名さんのプライベートな会にお呼ばれして音楽でおもてなししてもらったみたいな感覚になるライブでした。みんなで一緒に、その場でしか作れないライブを作っていくような。

 

 

スピニング音楽祭をやろうというきっかけになったのは、椎名純平ニューアルバム「…and the SOUL remains」のリリースツアーの一環で、スピニングガレージの近くでやってもらおうか、なんていう話がスタートだったのですが、終わってみればニューアルバムからの曲のほうが少なかったかも?(^^;;

アンコールも、僕が昔っから大好きだと言い続けている椎名純平初期の名曲「白昼夢」をやってくれたり、酔っぱらったかをりちゃんのリクエストにこたえてマーヴィン・ゲイをやってくれたり。

 

この不思議な心地良い空気、椎名さんも自身のブログでこんな風にふれてました。座談会、やってみたい!

 

 

 

 

ライブ後、落ち着くまではしばらくまた僕がレコードをかけさせてもらって、最後お見送りのBGMとしてのラスト1枚は、最近の僕のお気に入り、サニーデイサービスのニューアルバム「DANCE TO YOU」。

これを、ベースの田中さんご本人が来てくれている前でかけちゃう(^^)すみません。

 

オープンから閉店まで一貫して、音楽愛、ゴルフ愛、そして集う仲間同士の愛にあふれた一晩でした。

 

 

 

音楽関係のお客さん同士の交流の場にもなってほしい、という音楽祭のコンセプト通り、あちこちで盛り上がってくれていたのも嬉しかったです。

 

なにげに、カブリオ乗りのDMBQ松居さんが遊びに来てくれていたことに、強烈に反応していた人が多かったのも、さすがカルト的な人気を誇るバンドだからなのか、スピニングのお客さんに変わった人が多いからなのか・・・!!

ふと気づいたんですがこの写真、よく見ると役者、シンガー、ラッパー、ギタリスト、スタジオオーナーと並んでますね!面白い光景!

 

 

 

今回はほんとにほんとに、ありがとうございました。すごく楽しくて楽しみすぎて、帰路「あんたが一番楽しそうだったじゃないw」と、またしても言われてしまいました・・・。

 

 

第二回目も、お楽しみに!

また一緒に遊びましょう~!

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