また、性懲りもなく新たなマシンを購入(笑)、SCOTT GENIUS LT 720 PLUSが納車になりまして、早速昨日、オンロードオフロード半々くらいで50kmほど走ってきました。

また同じようなもの買って~、って思う人もいらっしゃるかもしれないので念のため。僕にとっては初の下り系自転車です!(笑)

どういう自転車なのかわからないよ、というかたはぜひ、こちらのメーカーサイトも見てみて下さい。

数年前のダウンヒルバイク並みに下れて、かつ、ちゃんと自走で上りもこなせるという一台で、最近増えつつある27.5+という規格のタイヤと、幅広のブースト規格のサスペンションを装備していて、鬼グリップで鬼トラクションです。

アルミフレームと前後サスはいいものが入っていて、ドロッパーシートポストも標準装備でタイヤもチューブレスレディなんだけど、コンポやブレーキは安いものをうまく使って車体価格は安めにおさまっているという、ガンガン走りたい人には最強コスパモデルだと思います。

 

それと、納車のときにライズライドでゆーいちさんとセッティングを出しながら話していて、SCOTTすごいなーと感心したのが、これ。

前後のサスのサグ取り用の冶具がついてる!なんと良心的。

こういうところにメーカーの姿勢が表れているというか、サスペンションの性能をきっちり楽しんでほしいと思いが感じられるような気がしました。これ、SCOTTからFOXに売れるアイディアなんじゃないかなぁ??

 

 

とまぁ、ガンガン実戦的に走れる自転車です、って言っても、僕の今の首の状態だと、クルマに乗っても自転車に乗っても大体30分くらいすると痛くて辛くなってくるのですが、この自転車なら負荷をかけずに乗れば長時間乗れそうです。前後サスつきでストロークがとても長く、タイヤもプラス規格のチューブレスなので空気圧1.2barくらいまで落として乗れて、とても体に優しい乗り心地です。使い方間違ってるかもしれないけど(^^;;、リハビリマシンとして、これなら自転車通勤も徐々にはじめられそうです。

 

何はともあれ、乗り物に自由に乗れる、というのがとても嬉しい!!

 

 

 

このマシン、ALAN先輩の全損の保険金で購入しよう、ということで、”下りの練習マシンとして”、というのも第一にあったのですが、いただいた保険金で手に入れるからには、リハビリでまず乗れるもの、というのと、クルマが思わぬところからすっ飛んできても避けられる技術を身につけられるように、という目的もありました。なので、そんな意味でも目論見とおりになりそうでよかったです。

 

これまでアドバイスいただいたかたがた、本当にありがとうございます。まだまだ快復には時間がかかるかとは思いますが、セカンドオピニオンでお世話になっている病院で出してもらっている薬が合うみたいで、おかしな症状はだいぶ出なくなってきています。

 

 

5月の王滝か6月の富士ヒルには、バッチリな状態で参加したいなぁ、と思っています。

 

 

 

 

(以下、素人個人目線のファーストインプレッション的なメモです)

・車重14.3キロあるという割には、こぎが意外と軽い。エンデューロモデルだから、「一応自走もできる」というレベルかなと思っていたけど、トレイルで自走で上っていてもそんなに苦にはならない。

・メインコンポはSRAMのGX/MXで、ブレーキもDEOREなので、低いほうのグレードですが、走って不満は全くなし。特に変速は気持ちよくて、僕はスラムが好きみたい。いつか、ロード用のSRAMのエントリーグレードとかも試してみたい。

・オフロードの上りは、トレイルヘッドやTurner Czarに比べると、当然ながら難しい。タイヤ幅があるといっても、ファットバイクで上るみたいにグリップにまかせて勢いで行けるわけでもない。根っこがある上りで速度が落ちているところだと、ヘッドが寝ているからなのかフロントセンターが長いからなのか、とにかく前輪がすごく前にある気がしてうまく抜重もできないしトラクションもかけられない。ホイールベースも長いので、前輪にトラクションをかけたいときは頭を前に出して、後輪にトラクションをかけたいときは腰を引いて、みたいなことをやらないといけなくて、体を動かす範囲が広くなって地味に疲れるし難しい。これは慣れなんだろうか。XC系のモデルがそういうときに扱いやすいようになっている、ということなのか??

・フロントタイヤに加重したいときに、これまでは頭をちょっと前に出せば済んだものが、このマシンは軽く頭を出してもタイヤがかなり前にあるので、車軸の鉛直線上に自分の頭の重心が届かない。これは僕のクセの問題なのかもしれないけど、フロントタイヤに加重するのにはもうちょっと体全体をうまく重心移動するか、上半身の力を使って押していかなきゃいけないのかも。

・細かくて小さな衝撃は、タイヤのエアボリュームで十分いなしてしまうけど、そういうときにあんまりサスペンションが動いていない気がする。ゆーいちさん曰く36のブーストがものすごく剛性感がある、というのは聞いてはいたけど剛性感があるだけじゃなくて、無駄なときに無駄にストロークはさせないような作りをしている印象。

・これまで乗っていた通常の規格のタイヤと比べて、27.5+は、タイヤのエアボリュームと、タイヤの銘柄選択次第でサスのトータルセッティングの幅がとても広がりそう。このサイズのタイヤが各メーカーたくさん出てきたら面白いかも!なんだかクルマの、タイヤとサスの好みや走る場所によって組み合わせを変えていくようなのと少し似てるかも。車輪とタイヤをいろいろ試してみたくなる。

・下りは魔法の絨毯に乗っているようなスムーズな乗り心地でとにかく速い。乗り心地がいいので、ふと気が付くとだいぶスピードが乗っている感じ。いつもの感覚でいるとブレーキが間に合わなくなっちゃう。

・このマシンで一番感動したのは、下りでプッシュしたときの加速感がすごい!ギュンギュン伸びる!ChromagのMonkでパンプトラックで加速するみたいにダイレクトにグッと伸びるのとも違う、何かに押されてるかのような加速感。フレームとサスの設計とマッチングがいいからなんだろうな。この気持ちよさだけでも、この自転車買ってよかったな、って思う。

・階段を下るときには、段じゃなくてほぼ普通の下り坂感覚。前後ストロークのあるサスってすごい。

・下りはすごくスムーズにスピードが乗るので、慣れてきたら、ブレーキが難しくなるし、減速時のタイヤの縦グリップの差も考慮したタイヤ選びになったりするのかもしれない。これもこれまでにはなかった感覚。

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