もう15年近くになる、長いお付き合いのお客さんの遺品(遺車?)引き上げに行ってきました。

とても寂しそうに車庫に佇んでました。

しばらくうちの子になんなさいね、そのうちまた、良いオーナーさんと出会えるから。

 

ご家族のかたからは廃車に、と言われていたのですが、オーナーさんからは亡くなる1ヶ月前にも修理の相談をもらっていたので、乗ることをあきらめてなかったと思うんです。なので、できることならまだ走らせてあげたいと思って「治してまだ次のオーナーさんがつきますよ」ってお話ししたらとても喜んでもらえました。がんばって仕上げなきゃ。

店もスタッフもお客さんも、みんな同じく歳をとってきて(当たり前か)、最近はこういう案件もちらほら出るようになってきました。

 

親御さんが亡くなってお子さんが引き継いで乗るパターンもあれば、お子さんが引き継いで良いコンディションが維持できなくなりそうなら、その時は早めにスピニングに託して売却しなさい、と遺言してくれているお客さんもいたりで、ゴルフ2がまさに文化遺産として後世に残る現場に立ち会っているんだな、と思うと腹の底から力が出ます。

 

今回は特にその人となりをよく知っている常連さんだったこともあって、お仏壇に手を合わせさせていただいき、いろいろとお話をうかがっていてると、「お客さんの人生もまた、ゴルフ2とは何かを表現している」という気がしました。

 

 

 

 

それにしても佐久とか小諸とか上田とか、この辺はいいところですね。

僕の母方の田舎の韮崎と、空気も似てます。(山一つ越えた北側だから当たり前か)

このエリアなら気温と湿度も安定していて、クルマや中古部品を長期ストックしておくのにもいいかな、と、倉庫を買いたいなぁと思って探した時期もありました。

ブチョーが実家に帰った今となっては、逆にそれも現実的になってくるかも。そのうちスピニング長野支店?(笑)

ほんとに、韮崎~松本~佐久のこのエリアには、何かくるものがあります。

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