首都大学東京の、吉村先生の研究室に見学に行ってきました!
画像は、油圧加振実験機で振動が加わっているメカ中西さんです。
こんな風に、人や車のボディ等にいろいろな形で振動や音を加えて、それが車内の快適性にどういった影響を与えるか、それを改善するにはどうしたら良いのか、そういったことを研究しているそうです。
振動工学、って一口に言っても、思いっきりクルマ業界に近いところでやられてるんですね。
そんな吉村先生が、ゴルフ2にハマッてずっと乗り続けている、というのがまた面白いです。
他にも、走行中のアライメントを変化させてよりエコに走れる車の技術の話や、車内の快適性を公式化する研究、高齢者や女性ドライバーにもやさしい操舵力の研究、人体脊椎系の振動モード解析等、いろいろなお話を聞かせていただきました。すべてクルマにかかわることばかり。すごく面白かったです!
何ページもノートをとりながら聞いていて、大学時代に戻ったような気分でした(笑)
吉村先生いわく、振動を低減するのに質量をいじったり剛性をいじったりしても、結局どこかは良くなってもそのかわりにどこかがすごく悪くなってしまったりするので、基本的にはトレードオフなんだそうです。聞いていて、足回りやエンジンのチューニングの考え方と似ているな、と思いました。二律背反のどこらへんが自分にとって良いのか、というポイントを探す作業なんですね。すべての人におすすめ、すべての人に最高、なんていう唯一絶対的なものは存在しないぞ、と。
だからこそ、クルマもいろいろな楽しみ方があり、メーカー側もいろいろな客層訴求やセグメント化をして多様な市場が形成されているんですね。やっぱり、クルマって面白い!
そしてさらに吉村先生いわく、実車での加振実験の歴史は意外と浅く、ゴルフ2についてはおそらくほとんどやられていないか、やっているとしてもものすごく初歩的なものでしかないだろう、と。
ということは、ゴルフ2の実車で加振実験をして、どこかに補強やちょっとした細工をするだけで、劇的に車内が静かになったりするかもしれない、ってことですね!
先生からご提案いただき、近々これをゼヒやってみよう、と(^^)「高速道路で普通にカーステが聴けるようになるかもしれませんね」とは吉村先生の弁。
普通はメーカーさん並みの莫大な開発費をかけないとできないような実験を、僕らのゴルフ2でさっくりとできるなんて、これはスゴイことですよ!すっっっごく興奮しますね!!!
実験レポートだけでも、ホームページのコンテンツとしてすごく面白いと思いますし。
というわけで、まず実験に入る前段階で、先生から宿題をいただきました。
まず、ゴルフ2のオーナーであるうちの店のお客さんから、ゴルフ2のどんな場所からくるどんな振動と音が不快に感じるか、改善したいのか、それをざっと調査するべし!
数日のうちに、トップページにアンケートコーナーを作ります。
ご協力よろしくお願いしま~す(^^)

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