ネオバの1/3の値段で買える、サーキット走行もできるハイグリップタイヤということで、最近お客さんから「どうなんですか?」と聞かれることが増えたので、人柱で試しに袖ヶ浦フォレストレースウェイで走ってみました。
といっても、水曜日なのでこれも4日前の話ですが(^^;;
町乗りでは乗り心地もよく、音もハイグリップタイヤの中では静かなほう。高速でも切符きられないギリギリの速度までは特におかしな感じもしない。
他社の激安アジアンタイヤは、この時点ですぐ他のタイヤに交換したくなってしまうような乗り味のものが多いので、これだけでもすごく好印象!
サーキットのコース内では、監督の車にネオバを履かせて走って、僕のムラサキにKR20を履かせて走っていたので、基本的にその比較で感じたことを書きますね。多少参考にでもなれば。
書いてることは僕の個人的な感覚に基づいた感想なので、客観性はまったくないので、その辺は飲み屋でのヨタ話くらいのつもりで読んでください(w
横グリップの限界付近でのコントロール性がとにかくいい!
滑り出してから、グリップが戻るまでの間の挙動も素直。
練習用にはいいかも。
でも、縦グリップはネオバに比べるとだいぶ貧弱・・・。
8割くらいのGのかけかたで、ベストラップの2~3秒落ちで流して走ってると、まだまだその先のグリップ力がありそうな気がしますが、いざフルブレーキしてみると、その先はない、という感じ?でしょうか。
単純にスピードメーター読みで、1コーナーはネオバ-10km/h、8コーナーでネオバ-8km/hくらいボトムスピードが違いました。
横方向に流れ出すときの挙動の穏やかさ、コントローラブルな安心感はすごくありました。縦グリップの限界が低い分、こっちのバランスを重視してたりするのかもしれません。ドリフトをやる人がリヤタイヤに履かせたりする、という理由がよくわかりました。そういう用途だとすごく楽しめそうです。
最後、2~3周タイムだけとろうとアタックしてみましたが、ネオバの4秒落ちでした・・・。乗り手がへたくそで対応力がないだけかもしれませんが。。
フロントはかなりヨレてましたし、こんな感じで(画像参照)とろけ気味なので、最大グリップを発生させようとすると、すぐ減るしブロックが飛んでしまうかも。

でも、リヤはキレイに減っているので、滑らせずこじらず、内圧上げず、そこそこ走って練習している範囲では、持つタイヤかもしれません。
でも一発タイムを狙いに行くと、すごく頼りない感じ。
僕なら、値段は3倍でも、やっぱネオバにします。タイヤをケチって車の性能を使い切れないんじゃ、もったいない。
峠を本気で攻めることがある人も、おすすめはしません。パニックブレーキ時に、縦グリップのなさが致命的。
でも、町乗りと「グリップしそうな感じ」を楽しみつつ、車なりタイヤなりにスポーツ走行したい、という人にはいいかもしれません。
僕自身は多分次は買うとしてもMT車には使いませんし、店としても在庫しようとは思いませんが。履いてみたい人がいたら、お取り寄せはしますので言ってください。
いわゆる激安タイヤの中においては、素晴らしい性能だと思います。

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