最近ふと手に取った本ですが・・・、
これは面白い!
日本人が失ってしまった愛国心を取り戻すことは、いわば日本人の「心の復興」だと思います。社会的、経済的な復興とともに、こういった心の復興も、大切に取り組みたいと思います。
思想的な傾向というのは、みなさんいろいろあろうかとは思いますが、日本人としてのDNAをお持ちのかたなら問答無用で染み入る部分があるはず、なーんて(^^;
自分たちのルーツって、意外と知らないものだなぁ、と実感するとともに、日本人らしい国家の経営姿勢を感じて感激した部分をご紹介しますね。ちょっと長いですが。それと本編ではなくおまけコラムの中にあった一節ですが。
「日本書紀」には次のような逸話が収録されています。治世4年の春、仁徳天皇が高台に上り遠くを眺めたときに、人家から煙が立っていないことに気付かれます。民が貧しいから竈の煙も立ち上らないのではないかと心配された天皇は「五穀が実らず、民は困窮しているのだろう。都ですらこの様子であるから、地方はもっと困窮しているに違いない」と嘆き。「今から三年、すべての課税と役務をやめて、民の苦しみを和らげよ」と詔をお発しになりました。
 その日以来、宮中では、すべてが徹底的に倹約されることになりました。衣服と靴は擦り切れて破れるまで新調せず、食べ物は腐るまで捨てず、宮殿の垣が破れても造らず、屋根の茅が外れても葺き替えず、雨のたびに雨漏りして衣をぬらし、また部屋から星が見えるほどの有様だったそうです。
 ところが、三年の後には民の生活は豊かになりました。天皇が高台に上られると、しきりに炊煙が立ち昇っているのが見えたのです。このとき、天皇は皇后に次のように語られたといいます。
 「天が君主を立てるのは、民のためであり、君にとって民は根本である。だから、民が一人でも餓えるのならば、君は自らを責めなくてはならない」
 そのころ、諸国の民が、自分たちは豊かになったので、税を納めて宮殿を直さなくては天罰が当たるといって、税を納めようとしましたが、天皇はこれを許しませんでした。それからさらに三年が経過した治世十年の秋、天皇はようやく課役を命ぜられました。すると、民たちは誰から促されることもなく、昼夜問わずに力を出し合い、あっという間に新しい宮殿を建てたのでした。
 以来、仁徳天皇は「聖帝」と称えられ、歴代天皇が規範にすべき天皇像とされてきました。
2012年の今この時期に、是が非でも増税しようというのがいかに日本人らしくないか、って思いましたとさ。
いっそ資本主義なんて壊れてしまえば面白いのに。(すみません今日は麒麟山が旨すぎて泥酔中なんです)
そういえば酔っ払いついでに思い出したのですが、僕は小学生のときから作文とか記述問題になると、環境問題につなげて高得点を取り、中学高校も何かっていうと、産業革命以前の人間の生活リズムに立ち戻ることを意識しつつ社会を成熟させ進化すべきだ的なネタで小論文で高得点をゲットしてました。
で、大学生になってからは、そのへんのネタを融合しつつ、日本の場合江戸期に人間の身の丈にあった社会システムの完成形の一つがあったのではないか、という方向にもっていく視点から各テーマを語る論述で、いろんな単位を取っていったような気がする(^^;
そういう自分の幼少期からのバックボーンって、何がきっかけで形成されたのかはよく思い出せないので、今度親父と呑んだときにでも聞いてみよっと。
でも、小さいときからそんな考え方が好きだったから、今でもずっと、ちょっと古くて身の丈にあった車が好きなのかなぁ。
これもどうでもいい話かもしれませんが、ゴルフ2のたたずまいって、日本の地味で渋い神社仏閣の建築と、なんとなく共通する落ち着き度というか、かわいさがありません?

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