仕事から帰ってきて、一時間ほど自転車に乗ってきました。
まだまだ、ビンディングペダルに慣れていないので、早く自然に乗れるようになりたいです。
でも、明らかに普段着でトークリップとストラップで乗っている時と比べて、平地の巡航も楽ですし、上り坂は全然違います。
帰り道、最後の大きな坂を上っているときに、「自転車においては、人間がエンジン。エンジンパワーを無駄にしないようにタイヤを使わなきゃ」と考えて、ふと一昨日のゴルフカップの自分の走りを思い出しました。
タイヤグリップに比べてパワーが負けてるとか言って、無駄にタイヤグリップにエンジンパワーをとられすぎていることの言い訳にしていたな。
自転車は自分の足の力を最大限前に進む力に、って思ってるのと同じように、車のエンジンパワーも、有効に加速に振り分けてあげることを考えなきゃ、せっかくがんばってるエンジンのパワーがもったいない。
まだまだ雑な自分の走りを思い出して、ムラサキ号にちょっと申し訳なくなりました。
次はもっと、エンジンパワーを前に進む力に変えてあげられるように頑張るからね。
そうそう、エンジンの音とタイヤの音って、みなさん好きですか?
僕は大好きです。
エンジンが仕事してる音、タイヤががんばってる音を聞いて、スポーツ走行のときは最大限のパフォーマンスを考え、日常走行では安全運転と良い燃費と、壊れない走りに活かすことを考えます。
でも、イマドキの車って、エンジンもタイヤも、限りなく無音に近付いているものが、いいエンジンであり、いいタイヤのようなんです。
僕が自転車で走っているときは、後ろから迫ってくる車の音で、どんな車がどんな風に近付いてくるかを察知します。
それが最近の車は静かで、どのくらいの車格でどのくらいの速度で、どういう動きをしながら迫ってきているのかが、すごくわかりにくいです。
ハイブリッドや電気自動車の場合は、回りが静かであれば、タイヤの音で、加速して迫っているのか、減速しているのか、自転車の横をあけて追いぬいてくれようとしているのか、右折や左折したいのか等々を、なんとか判別できます。
なんですが、先日リーフに試乗したとき、運転席から足回りのブッシュが動く音と、タイヤノイズがよく響くのが印象的で、「あぁ、こんな風にエンジンがない分音が目立っちゃうから、最近のタイヤは過度に静粛性が求められているんだな」と実感しました。正直最近のタイヤの中には、安全性よりも静粛性を重視してしまっているのでは?、と思ってしまうようなものもあり、そういうものづくりの姿勢や、そういうものを生み出させてしまう僕ら消費者の意識の低さに、ちょっと心配です。
後ろから迫ってくる車のエンジン音が聞こえなければ、せめてタイヤノイズはしっかり聞こえてほしい。
これは、歩行者や自転車としては、強く思います。
最近の車は静かだから、何か音を出して歩行者に知らせなきゃ、なんていう話がよくありますけど、しっかりタイヤノイズを歩行者に聞かせたほうが、絶対安全です。
タイヤの音がしっかり聞こえていれば、その車の走行状態がわかります。”車が近付きましたよ”の警告音だけでは、その車の走行状態まではわかりません。
そう考えると、静かさを求めすぎるのって、運転者のエゴかもしれませんね。

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