ニューアルバム、買ってしまいました。
なぜかスピッツは、ほぼ全タイトル持ってます。
一見、毒のない耳ざわりのいい音楽のようでいて、実は・・・、っていう作りの痛快さと面白さが相変わらずで、とても心地良いです。
がっつりゴルフ2乗ってます、っていうクルマライフがあっても、普段は無難に「ワーゲンのゴルフっていう車に乗ってます。」って答えておく僕らとよく似た、ニオイがします。わからない人にも、それなりに。わかってくれる人とは、強烈に価値観を共有したい。ですよね!
男はモノゴトに意味を求めたがるし、何かっていうと論理性重視。
でもその一方で、心の内では、本能と脊髄と下半身がダイレクトにつながっていて、それがしばしば、その「男の論理性」を破綻させようとする。そんなときに男は、たとえようもない無常感の中に、すごく「生きてる!」実感を感じたり。
スピッツの詩の中には、そいう無常感を起こさせる(追体験させる?)ことばが、何の脈絡もなく出てきてて、その確信犯的な感じが、なんともいえず、好き。
たとえば、画像にある、「恋する凡人」という一曲。
フツーに恋の歌のように聴かせておいて、でも、ホントは旧車(バイクかな?)に戻るべく一歩踏み出す中年男子の曲、だと、勝手に僕は解釈してます。この曲の話だけでも、一晩はバカで美味い酒が呑めそうな気がするでしょ?
まぁ実際何を考えて草野さんが詩を書いてるかまでは、わかるわけもないんですが。。
この曲、いまどきの車に甘んじてる男や、バイク降りてくすぶってだいぶ経つ男が聞いたら、背中押されるね~。
うちに来るお客さんたちの中でも、ゴルフ4やゴルフ5から戻りたいけど踏み出せない、っていう人が聞いたら、次の日にゴルフ2買いに来ちゃうかも(笑)
うちも、偉大な「恋する凡人」の男気に応えられるような、いい「まなざし」した、ロックで熱い、「良い匂い」の一台を用意して、待ってますから!!
意味なんてどうにでもなる。
しかし、この世界観のバランスって、どこから来てるんだろ?骨太の音も一見あまっちょろく聞かせて、ジャケもいっつもいい感じのモデルさん出たりして。ずるいな~。
タイアップの曲も、使われているところだけを切り取ったときと、全体を通して聞いたときとで全然意味合いが違ってくるし。常にいろんな面から、右脳も左脳も、つっついてきます。
市場や社会から求められている条件もきっちり満たしつつ、それだけじゃないクリエイティブな「その人たちらしさ」も出してくる。これがホントの”いい仕事”だな、って思います。うちの店も、そうありたい。
いつか、スピッツのメンバーさんとかスタッフさんとか、関係者の人ゴルフ2乗りにこないかなー。きっとハマってくれると思うんだけどな~。

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