今日はなんとなく店に出没。安達さんと二人でぼちぼち楽しくやってます(^^;;
なんとなく気になっていた新入荷の車を一台、洗ってチェックして撮ったんですが、今日の一台はすごい!!
一見なんの変哲もないノーマルのCLiのオートマなんですが、18年の時を経てタイムスリップして出てきたかのような新車キープコンディション!
あだちさんが洗車しながら、何十回もため息ついてました。あだちさん曰く、
「この車、これまで見たゴルフ2の中で、一番新車のニオイが残っているかも」
「コーナーポールの緑がすごい鮮やかで、ウインカーレンズのオレンジ色もすごいオレンジオレンジしてるでしょう!」
「シートのへたりもダメージもまったくないですよ~」
「樹脂の細かいパーツが、手に触れてつるつるになってるようなところが何もなくて、樹脂のシボが全部くっきり残ってるんですよ。絹手袋でもして乗ってたんですかね~」
「純正オーディオでこんなにしっかりした音が出てるのもはじめてだよ(といいながら、おもむろにカセットを大音量で鑑賞)」
「シートのスライドも、ほとんどしたことないんじゃないですかね」
「ちょっとシガーライターも撮ってくださいよ。ほらほら。裏の品番のプリントまでピカピカでくっきり残ってるでしょう?こんなの今まで見たことないですよ」
等々、語り始めたらとまらない。なにげに自分の車以外は手放しでほめたりしないあだちさんなのに、スゴイ勢いでベタ褒めです。あだちさんを知ってる人は、なんとなく情景がつかめる感じでしょ?(^^;;
僕は若干あだちさんの勢いのほうに引いてしまいながらも(笑)、確かによく見れば見るほど、これまでに見たことのないタイプのコンディションの良さです。
単純に距離が少ないとか、整備がしっかりしているとか、内外装がキレイとか、それだけでは語れない良さ、言いかえれば、手間やお金をかけて良く仕上げていこうとしても絶対届かない部分のコンディションの良さが際立っています。
きっとフルレストアしても、この車の持つ、使われ方の良さ、細かいところまでの良さと気品のある凛とした雰囲気って、絶対出せないだろうと思います。
こればっかりは、この車の、18年の年月の過ごし方の良さなんでしょうね~。
あだちさんは「前オーナーさんは神だ!前オーナーさんの生き様と人となりを感じる。」って熱く語ってました。
僕の、なんとなくこの車に触れたイメージは、あんまりこういう例えはしていいのかどうか、っていうのもあるんですがあえて言わせていただくと、
吉永小百合。
(こういう例えをすると、平林さんに笑われそうだな~)
美しくて、品があって、でもお高くなくて親しみやすくて、気を遣わせない雰囲気で。
なのに相対するこちらは、それに気持ちの上では甘えながらも、ついつい姿勢はビシッと正してしまうような・・・。
以前、うちの店にあった白GTI-16v(僕が、売りません、って豪語していた車です。覚えていらっしゃるかたも多いかと思いますが)に並ぶ、ものすごいオーラを感じます。
また車を擬人化かよ、とも思いますが、例の白16vは、僕のイメージでは、一人広~い板張りの道場の中で瞑想する古武道の達人のような、そんな孤高な印象でした。
なのでこの紺CLiの印象はまたちょっと違う感じなのですが・・・。
なにはともあれ、我欲全開にならないように、今回は売らないとか言わないようにしなきゃ。。(^^;;
それにしても、この車の場合、普通の中古車として並べてしまうのが、どうしても失礼にあたるような気がしてしまいます。
この車に失礼のない、きちんとした提案方法、仕上げ方を、しっかり考えなくては。
こういう車がちょくちょく出てくるようになると、あぁ、ゴルフ2ももう立派にヴィンテージなんだな、って思います。

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