今日は半日、ゴルフⅤのGTI(DSGのほう)に乗る機会がありました。
これまで試乗したことはありましたが、数十キロ・数時間の長さを走ったのは今日がはじめてです。
やっぱりちょっと試乗したくらいでは、そのクルマの良し悪しってわからないですね(^^;;
歴代ゴルフに全部乗っているお客様たちで、
「ゴルフ3や4はしっくりこなかったけど、5はイイね!」
と言う声が多いのを、やっと今日はじめて理解できた気がします。
当然それだけ乗っていると、交通の流れに合わせていろんな状況でいろんな踏み方をしたわけですが、その中でDSGのできの良さ、ボディやサスの基本的なバランスの良さを本当に実感しました。これは速いわけだ、とものすごく納得。
大きいし重たいし室内は狭いし見切りは悪いし、ゴルフ2と比べてしまうとマイナスなところはいっぱいありますが、現代のご時世にあわせた正常進化としては、ゴルフのゴルフらしさはこのスタイルなんだな、と思います。3や4はゴルフらしさ、という意味ではイマイチ感を感じざるを得ませんでしたが。。
ゴルフ2以降の進化の過程についてはいろいろな本やサイトで語りつくされていますが、「ゴルフは2がベストバランス」というよりも、たまたま良すぎるクルマができちゃった、というのが正直なところなのでしょう。ここ15年間のクルマの進化って、ポジティブな進化というより外的要因にいかに対応してセールスを伸ばすか、という「ものづくりの志」からは逆行するような視点での進化という意味合いが強いので、実際のクルマの基本性能については、80年代にほぼ完成されたといってもいいと思います。
そんな時期にたまたまできちゃった、ベストバランスな過去の1モデルを、いつまでも引き合いに出されて評価される、という風に考えると、作り手側もやりづらいかと思います。
だからこそ、現代のゴルフは、5のこのスタイルなのかもしれませんね(^^;;
本当に良いものは、その時代に合わせて変化していくものだといいます。どんは商品や、仕事のスタイル、競技、時には宗教や政治システムもそうですが、当初の形をかたくなに守り続けることで成功した例はほとんどありません。稀に成功している例も、実際には、当初の形を守るために、時代にあわせた適合方法のトライ&エラーを繰り返すんだそうです。←本で読んだ話ですけどね(苦笑)
先日雑誌の取材で、業界の大御所K先生がいらしたときに、「ゴルフは3以降堕落した、っていう声が多いですよね」とおっしゃっていましたが、ゴルフ5が昔のゴルフとはすでに別のクルマだとは言われながらも、これが現代のゴルフだという一定の好評価を得ていることは、やはりVW社が、”国民車”とはどうあるべきか、VWが提供する車とはどうあるべきか、という企業としての存在価値に照らしたうえで整合性があり、社会からもそれが受け入れられている、ということでもあるのだな、と思います。
そう考えると僕は、ゴルフ3も4も、買うとすぐ飽きちゃってましたが、5のGTIのDSGなら、自分のクルマとして買ってみたいな、と思いました。
・ゴルフ2のGTIと、ゴルフ5のGTI(DSG)の2台体制
とか、これは妄想ですが、
・ゴルフ2のGTIと、トゥーランのGTIエンジン+DSG仕様の2台体制
なんていう生活なら、すごく楽しそうだな~(遠い目)
とはいいながらも、ゴルフ5からおりて帰ってきて、自分のABTに乗ると、
「やっぱゴルフは2だよな~」
ってニヤニヤしちゃってるんですけど(^^;;
なにはともあれ、ゴルフ5は気になる存在です。一度筑波でDSGで走ってみたい!
3年前にカップカー買ってGTIカップ出れば?なんて誘われていたときには、全然興味もてなかったんですけどね(苦笑)

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