最近のニュースを見ていると、今年の総括なんていう話で、「食の安全」関連の話題が多いですね。
中国の危険な食材は大問題ですし、僕自身もできるかぎりのチャイナフリー生活をする必要があるな、とも思いますが、それと賞味期限改ざんの問題を同じカテゴリーのものとしてひとくくりにするニュースが多いのは、なんだかな~、と思います。「食」でくくれば同じかもしれませんが、問題の深刻度も危険性も全然違うのに。。
多くのお客様がご存知のとおり僕は貧乏性なのでモノが捨てられないですし、食べ物を粗末にするのも大嫌いです。
確かに、賞味期限の巻き戻しって、昔の車屋さんでメーター巻き戻しが横行したのと同じような意味合いで商売道義的には大問題だとは思います。
でも、食べ物の場合はあくまで食べ物ですから、それを捨てなきゃいけないような風潮ってそっちのほうが病んでるし問題ありだと思います。
その食材だって命あるものですし、そういう動植物の命に対しても失礼です。
メーカーの謝罪姿勢の細かいところまで、重箱の隅をつつくような報道を繰り返すマスコミに対しても、「そんなことに時間使うくらいなら、もっと報道しなきゃいけない大事なことがいっぱいあるだろ!」って思ってしまいます。もっと志と愛のある姿勢の報道が見たいです。
風潮、という意味では、車屋の世界でいえば諸先輩方からは、昔はどんなにコンディションの良い車でも距離が多いだけで絶対に売れなかったので、メーター巻き戻しをせざるを得なかったという話を聞きます。今は、距離が多くてもものが良ければちゃんと売れるので、リスクを冒してまでメーター巻き戻しをしようという車屋さんは激減して現在に至っています。
当店メカ中西(元生協マン)いわく、「人間の五感は下手な検査機器よりも精密ですから、食べちゃダメなものは口に入れると大抵わかるもんです」
ということで、僕ら消費者側も、賞味期限や消費期限に頼ることなく自分の責任で「大丈夫」と思ったら食べればいいんです。僕は自分で食べて大丈夫なら、自分の責任で賞味期限は関係なくおいしくいただいてますし、それで仮におなかこわしても、メーカーに責任を問おうなんて思いません。
もうちょっと、そこらへんついては世間的な要求もおおらかになれば、食材がムダにならない世の中になれるのかな~とも思います。
とりあえず、捨てるくらいなら賞味期限切れの食べ物は安く売ってくれ!僕が毎日買いますから(^^;;

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