最近連続して、「燃料ポンプ交換してまだそんなにたってないのに、また燃料ポンプがダメなときの症状が出る」という問合せをいただきましたので、ちょっと小話をひとつ(^^;;
ここのところ連発したケースは、2個ある燃料ポンプのうちの、燃料タンク内にあるほうのポンプなのですが、これをタンク側につける際に使うジョイント部品のゴム部分が劣化して、穴があいてしまうという症状で、穴があいてしまうと、そこから圧力が抜けてしまうのでメインポンプ側にガソリンを送る勢いが落ちます。
ゴルフ2をよく扱っている工場ですと、定番どころなので見落とすことはありませんが、意外と盲点なので交換されていないものをしばしば見かけます。多少穴があいていても、燃料タンク側のポンプをタンクピースごと動作チェックすると、ちゃんとガソリンが勢い良く出ますので、大丈夫かな、と思ってしまうのです。(組んで動かしてみると、やっぱり圧力が足りなくなります)
そしてさらに萎えさせてくれるのが、ここの部品こんな小さいジョイントのくせに11300円もしやがります。なので多少の劣化くらいなら、機能上問題なければ組んでしまいたい、と思うのも人情です。うちもこの症状を知らなければ、こんな部品でこの値段、お客さんからいただきにくいな、と思うだろうと思います。
サイズさえ合えば、汎用のホース等でつけてしまいたいところですが、微妙に動きのある場所なのと、微妙に段がついて径が変わりますので、他で代用がきかないのです。こういう部品がちゃんと高いのは、VWって商売うまいな、と思います。。
ふと思ったのですが、久しぶりにブログでまじめに整備のことを書いた気がします(汗)
もっと書かなきゃ、かしら(^^;;

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