5/17~18の二日間、東京蚤の市に一台出させていただきました。

こういうイベントに来るのは初めてだったこともあり、すごく新鮮な驚きがたくさん!

 

 

とにかくものすごいお客さんの数!お客さんみんな、この蚤の市でお買い物するために、入場料を払って来ていて、それでこの混雑っぷりったらホントすごい。ディ○ニーランドみたい・・・というか、現実と乖離した虚構で莫大な利益を上げるディ○ニーランドより、夢もあるしリアルもあるし、こっちのほうがよっぽど楽しいですけどね。

これはひとえに、主催者さんがいいお客さんと、いい出店者さんを集めているということに尽きるな、と感じました。

 

イベントごとっていいますと、やはり資本主義の世の中ですからみんな儲かることが善、という前提にのっかっているわけで、「お金さえ出せばいいイベントのいい位置に出店できるから、そういうところでイメージつくって業績急上昇させて売上どーんと上げましょう」的な会社やお店って、いるのが普通じゃないですか。

識者なうちのお客さんたちからたまに聞く言葉で、”限りなくホンモノに近いニセモノが、一番儲かるんですよ”っていうことなんですが、東京蚤の市には、そういうところが全然来てない感じなんです。

 

そういう”限りなくホンモノに近いニセモノ”がいると、その市場ってすごくめんどくさくなりますよね。まずは何がホンモノで何がニセモノなのか、っていう定義の議論になりがちですが、そこは置いといて。(各個人の中でその線引きのラインは違うと思いますので、僕の中では僕がホンモノだと感じるものがホンモノで、ニセモノだと感じるものがニセモノです。僕の中でも、気分や時代やジャンルによって、その線を引く場所も変わりますしね。)

 

雑貨にしても車にしてもそうだと思いますけど、市場が細分化して複雑化すると、限りなくホンモノに近いニセモノに、知らず知らずに侵食されてるときって、ありますよね。そういう奴らは正直に、「理念なんか商品の中身には反映してませんよ。安いんだし。売れることが正義ですから」って顔に書いといてくれるとわかりやすいのですが、そいう判別ってものすごく難しいときがあるし、疲れます。

 

で、そういう構造に疲れたよね、っていうのは、お客さん側もお店側も、近年すごくあると思うんです。

うちはホンモノだ、って言えば言うほど、そこはホンモノに見えなくなってしまったりとか。かといって、わかる人だけわかればいいや、って割り切ると、ホンモノ顔したニセモノにやられちゃうし。それに、そういうところにだまされちゃうお客さんとか、信じ切ってしまっているお客さんを見ると、心が痛むし。

 

 

その点、東京蚤の市では、主催者さんが出店者さんをセレクトして、出店依頼をして集めているようなのです(聞いた話ですけど)。なので、”ホンモノ顔のニセモノ”がなるべく混じりこまないようにしているのかな、と。

蚤の市の楽しさって、ホンモノかニセモノかわからないやりとりもまたオツなので、そういう愛すべきニセモノは僕は大歓迎なんですけど、すごく巧妙に発達した”ホンモノ顔のニセモノ”が混じると、すごく雰囲気が冷める感じがしますよね。でも、ここはそれがないから、お客さんもこれだけ集まってきてくれるんだろうな、って思いました。

 

 

車の出店は「レトロカー商会」という中で、各車両ごとにその車種に詳しい専門店が一台ずつ持ってきていたのですが、他のお店さんもみんな、なんとなく空気感が通じるものがあって、すごく安心感がありました。あぁ、ここもすごく気を遣って、お店集めをしているんだな、と思いましたし、その中に今回うちが仲間に入れていただけたのは、とても光栄で、嬉しいです。

 

あ、僕も自分のとここそがホンモノだ、なんていう話をするつもりはないですよ。でも、少なくともホンモノ顔したニセモノでは絶対にないし、自分たちはホンモノになりたい、と思ってやってますけど、お客さんがうちのことをよく知った上で、こいつらホンモノじゃないな、と思われたら、それはそれで仕方ないな、って思っています。そこら辺を決めるのは、お客さんであって僕らじゃないわけで。

それと、もちろん、ここに出てない呼ばれてないところがホンモノじゃないなんて、そんなことを言うつもりもありませんよ。念のため。

 

 

ただ、何がホンモノか、という線を引く場所と考え方が近い人たちが、主催者も店もお客さんも集まっていると、すごくいいイベントになるんだな、ということを強く実感したので、うまいことをその雰囲気を伝えたいだけなんです。

ちょっと今回、書きたいことがうまく伝わる文章になってない気がするなー。ごめんなさい。

すっごい、一体感のある静かな盛り上がりというか熱気というか、”価値観の合うものどうしがミスマッチしないように、でもたくさんの人が集まっている”という難しさを、見事に成功させてるな、と思ったんですよね。

 

 

また後で、イベント全体的なものの感想じゃなくて、ゴルフ2にまつわるお客さんとのやりとりの中での感想を書いてリベンジしますね。

 

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