今回の藤原敬典の試合は、横須賀でした。

 

”ZST in YOKOSUKA vol.1″ ~横須賀格闘技祭り~

 

横須賀で開催されるのは初めてだよなーと思ったら、しんわグループの会長が5年がかりで開催までこぎつけたという、一大地域イベントでした。

よく知らずに行きましたが、これは素晴らしい!!

 

介護事業をメインとするしんわグループは、傍らで道場も経営していますが、「しんわは、本格的な格闘技実業団として活動をしています」とうたっているだけあって、着実に地域に根ざしながら、格闘家が格闘技と社会人としての人生を両立できるようにと、すごく考えておられるのがわかります。

見習いたいです。

うちも、規模は小さい会社ですが、もうちょっと藤原を実業団選手のように支えながら、自分たちの仕事にも活きるようにしたいので。。

 

そして、じんさんも、議員になった後、ニコニコ大会を通して実現したいのって、この横須賀格闘技祭りのような地域イベントに昇華することなんだと思うんですよね・・・・・・って思ったら、しんわの森会長って、市議会議員もやられてるんですね。どうりで!流石。

 

しんわグループの社内イベントのように社員とお客さん、取引先も巻き込みながらも、運営する側も遊びにくる側もみんなで楽しめる地域イベントに、うまく形づくられてるなーと思いました。

社員さんたちがボランティアスタッフとして現場をとりしきっていたり、お客さんがたくさん見に来てくれていたりで、おそらくしんわ所属選手の普段の顔しかしらない人たちが、たくさんいらしたんでしょう。しんわ所属の選手への声援がものすごくて、こういう相乗効果と盛り上がりって、いいな、って思いました。

 

観客数の多さもさることながら、年齢層も広く、家族連れも多かったのもいいですね。

格闘技の大会会場の雰囲気にありがちなガラの悪さは、皆無でした。

 

藤原も、大会が終わった後で、「TVとかの派手な演出の大会もいいけど、こういった地域に根ざしたイベントが、各地で年一回行われるだけでも、日本全体で格闘技が草の根で盛り上がるし、格闘技が身近なものになっていいですね!」と言っていました。

これは、すごく可能性を感じます。ぜひぜひ次の大会の盛り上がりも期待しています!

 

 

 

肝心の藤原の試合は、セミファイナルでした(^^;;

ブラジルの”柔術キッド”、ヒロ・ヤマニワ選手と対戦。

 

 

今回の試合から新導入の、藤原の新スタイルの打撃は、見ていてすごく面白かったです。古い表現ですが、バーチャファイターを見てるみたい。

僕の知っている限りは、総合でこんな動きは見たことないです。

 

試合結果は、藤原がヤマニワ選手を完封するも、一方、ダウンさせるような有効打を当てることもできず、ドローに終わりました。

 

前回の試合はパンチ一発でダウンさせる場面も見せてくれましたが、次回は豪腕炸裂させてほしいなー。

 

このところ、判定決着が多い藤原の試合ですが、決して藤原は判定狙いではないんですよ。

レビューや格闘技好きの人のブログ等を見ていても、なかなか理解されづらいのが歯がゆいんですが、藤原のスタイルは独特で、僕はそれがすごく好きなんですよね。

僕は勝手に”詰め将棋のような打撃スタイル”と呼んでいますが、最終的に藤原は豪腕フックで相手をダウンさせる得意の形で決着させたい。そこに至るまでのプロセスを、試合が始まってから相手選手とのやりとりの中で緻密にはかりながら、組み立てていきます。相手選手の持ち味をつぶしてリスクを回避して、自分が被弾しない間合いを確定し、自分のパンチだけが当たる環境を作っていくんです。その辺の心理戦も、見てるとすごく面白くて。

大体、寝技系の選手は理論的知性的に運びがちで、打撃系の選手は直感的野生的に戦う、という傾向があるのですが、藤原の場合は理論的知性的に試合運びをしながら、直感的に決着をつけることのできる環境を整える。

 

僕が実際に選手として格闘技をやっているわけじゃないので、うまい説明ができないのですが、普段の藤原の思考と、話をしているときの考え方やらいろいろを含めて、試合を見ていると、なんとなくそういうスタイルでやってるんだな、というのが見えてくるんです。(藤原本人に確認をとっているわけではないので、違ったらごめんなさいね。あくまでも1ファンの視点なので僕の分析に責任はとれません。笑)

 

きっと、KOか一本で決着がつくまで、何ラウンドでも続くような試合になると、きっとこの藤原の組み立てって活きてくるんだろうなーとは思いますが、そんな過酷なルールの競技、やるわけないですもんね。プロレスじゃないんだから。

 

ここ最近、戦績には恵まれませんが実力的には大幅レベルアップしていて、ベテランらしい顔も覗かせているので、きっと近々ブレイクして火を噴くときが来るな、と、個人的にはすっごく楽しみにしています。

 

 

次の試合はいつかなー。

次もがんばれ!!

HOTLINE

ピット直通電話
出られないときもあります

モバイル
ナカニシ、ヒシカワ
コバヤシ、コイソ