ただ今、明日のゴルフカップに向けて、準備中。

 

振り返ってみればこの1年間、ムラサキ号はいろいろリフレッシュして、いろいろ僕の方も練習したりしました。

パワーも大幅には上がっていないし、軽量化は進めていないのでパワーウェイトレシオはそれほど良くなっているわけではありませんが、トルクは出てるし車体もよく曲がる仕様になってきていると思います。

 

じっさいロガーデータを見てみても、ブレーキの減速Gの立ち上がりはすごく速くなっているし、ブレーキ時間も短縮できている。減速Gから旋回Gへの移行もスムーズ。

自分が想定していたよりも、まだまだ速くなるもんだなぁと、ちょっと嬉しくなります。

 

 

自分の腕的にも歩留まりというか伸び悩みを感じていたちょうど1年前、井口卓人選手にムラサキと一緒に富士でプライベートレッスンを受ける機会がありました。

そこでは、”もう劇的に速くなる要素は車側にも人間側にもない。あとは細かいことの地道な積み重ねのみ”、というミもフタもないご指導をいただきまして(笑)、自分の中で漠然と悶々としていた悩みから、霧が晴れるように初心に戻ることができました。

井口さんのすごいところは、そんな会話をしながらも、地道な積み重ねをまずどこを契機にはじめるかにあたって、ブレーキパッドを替えてみたらどうですか?、とアドバイスをくれたりするところで。レース業界のこととかをよく知らない僕は、この選手は若いのにドライバーとしての実力だけじゃなくて、人間としての眼力とか素力、素頭の良さをもった人だなぁ。レーサーにしとくのはもったいないなぁ、なんて思ったもんです。その後、今年になってからスバルでの大活躍を知って、あぁ若手の超実力者だったのね、どうりで・・・って恥ずかしくなりましたが。

 

 

すみません話が横道にそれました。。

そんな井口さんの一言をきっかけに、そこから、温度域とコントロール性の違うものを数種類、前後試して一年すごしています。後ろはプロμのFF専用品で落ち着きそうですが、一方フロントは、プロμの999を使ったにもかかわらず、前回1レースでこんな状態に。

 

ボロボロに崩れる一歩手前。

ノーマルキャリパーではもうそろそろ限界なのかもしれないけど、ムラサキのコンセプトでは極力余計な改造はしたくない。

というわけでとりあえず今度は、僕の知りえる中で一番高温に強くてガツンと効く、お気に入りZZDを、改めて使ってみようと思います。

ZZDは、1年前井口選手のレッスンを受けたときに装着していたパッド。一年たって元通りの仕様になったブレーキを使いこなすことができるのかどうかでまた、自分のレベルアップ度合いが、はかられますね。

 

 

 

今年は年齢的にも40代に入ったということで、自分の中で何かと節目を意識してしまいます。

明日はゴルフカップ最終戦なので、今年ムラサキと一緒に試してきたことを総決算するべく、筑波のコースやロガーデータとめいっぱい遊んできます。

正直もう、ゴルフカップの順位とかはけっこうどうでもよくて、周りの人と楽しくバトって遊びながら、僕は自分の課題を解決してレベルアップしたい、というのが最近の自分の傾向です。

 

来年になったら、いきなり順位にこだわりだしたりするかもしれませんけど。

 

 

 

とりあえず明日は、自分と自分の車と向き合って、がんばってこよっと。

 

ゴルフカップのみなさま、明日はよろしくおねがいいたします!

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