働き方のとらえ方は人それぞれ。”ブラック”ってすごく洗脳的ですよね。
2014.11.11こんなブログを見つけました。なんか妙にスッキリ納得。
僕らは子供のときから、残業は悪、残業代を払わない会社は悪、って教えられてきたので、その刷り込みが消えないままでこの文章を読んでも多少の違和感は残るかもしれません。
基本的に人間関係は性善説に基づかないとうまく機能しないと思います。
でも、お金を軸にする人間関係は、性悪説に基づかないとリスクが増えます。
だからこれきっと、永遠の課題なんでしょうね。
仕事したい人は思いっきり仕事させてあげればいいのに。
仕事以外で頑張りたいことがある人は、仕事は生産性を極限まで高めて時短勤務を目指せばいい。
そこそこに仕事もプライベートも両立させたい人は、時間の使い方と生産性と心の充実度のバランス最大化をはかればいい。
その上で、一緒に仕事するメンバーに不公平感がないように、みんなでそのバランスを時々確認しながら進む、っていうのが、僕の中では理想なんですよね~。
(↓引用ここから)
「ウチは仕事の出来る人ほど、残業する」と語った経営者がいた。
その経営者はこう語った。少しうろ覚えだが、趣旨はあっていると思う。
「残業時間と、能力にはある程度の相関があると考える人が多い。そして、その考え方は大きく分けて2通りだ。
一つ目は、「残業時間が多い人は、無能だ」とする会社。これは効率を重んじ、残業代を抑制し、「仕事が遅い人」ほど残業代が多くもらえるという不公平を解消する、という目的でやっている会社が多い。
二つ目は、「残業時間が多い人は、熱心に仕事をする人だ」とする会社。これは、「長時間労働も厭わず働く」という姿勢自体を評価し、「残業代」を最初から織り込んで給与を決定している会社に多い。」
なるほど、たしかにそうかもしれない。私は「そうですね」と、相槌を打った。
その経営者は続ける。
「しかし、その2つの考え方には両方ともにメリット、デメリットがある。
まず、一つ目の考え方のメリットは、生産性が高くなりやすいこと、時間が決まっていると集中力が高まるのは事実だ。デメリットは残業が必要なときに、だれも残業をしたがらなくなってしまうこと。会社が平均的に忙しい、ということはあまりなく、忙しい時と暇な時が交互にやってくる。
そして、二つ目の考え方のメリットは、その逆だ。ピーク時にも残業してくれるし、「長時間でも働きたい」という人の意欲を削がずにすむ。もちろんデメリットは、人件費が高く付くこと、あとはダラダラ仕事してしまう人が増えてしまうことだ。」
「なるほど、残業の扱いは難しいですね。」
「その通り、だから、ウチはもう少し違う方法を考えた。」
「どんな方法ですか?」
「ウチは、仕事の出来る人ほど残業する、という考え方をとった。」
「?…それは、残業時間が多い人は熱心だ、という考え方ですか?」
「全く違う。ウチは、残業を「生産性の高い人物にしかやらせない」という考え方をとっている」
「どういうことでしょう?」
「ウチは、残業は許可制だということだ。そして、仕事の出来る人にしか残業をさせない。逆に言えば、生産性が低く、評価の低い人物には残業をさせない。さっさと帰ってもらう。逆に言えば、出来る人にはどんどん仕事を回す。」
「なるほど、でも、出来る人が不満を持ちませんかね…?」
「最初はそういう恐れもあった。しかし、出来る人は仕事も早い。3時間以上の残業をする人はほとんどいない。その上、残業代は法律で定められている金額の1.5倍払っている。出来る人はかなりのお金を手にできる、という訳だ。年収にはかなりの差が出ると思う。」
「そうなんですか。変わったやり方ですね。」
「だから、「残業できる」と言うのは、うちの会社では特権なんだよ。」
残業には、何かと長時間労働や不公平感などの問題もついて回るが、いろいろな会社があるものだ、と改めて感じた。