税理士の直江先生に、「これまであなたがよく言ってきたことがそのまま出てるような本だから、読んでみるといいですよ」って薦められて、読んでみました。

それどころか、僕が感じてきたことの背景がまさに解説されてるような内容で、めっちゃ面白い!

 

いろんな事情が複雑に絡み合って、銀行という仕事が劣化していく構造が解説されているような気がしました。わかりやすい二元論で世の中が動くことなんて、実はほとんどないですからね。

 

 

経営革新とか経営改善に取り組んでいても思うのですが、その仕組み自体はとても素晴らしいものですし、できるだけ多くの中小企業に取り組んでもらって、会社に元気になってもらって、地域も社会も元気になって、日本全体をよくしていこうという理念も、うかがえます。なんですが、現場に下りていくほどそれが骨抜きになっていくんですよね。お役所にしても大企業にしてもそうですが、組織が官僚的になって身動きが取れなくなってくると、それはもうそろそろ賞味期限。

 

終わってしまうのか、ルネッサンスできるのか。

経済合理性至上主義的資本主義の終わりも近づいているので、きっと心ある銀行マンは、そこをどう乗り切ったらいいか、その処方箋を考えているに違いない、と思います。そんなところを、もっと知ってみたい、と思わせる一冊でした。

 

 

 

 

 

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