むち打ちだからこそわかる、ゴルフの乗り心地のよさ
2017.01.13事故でむち打ち治療中の私ですが、今はまだ半日くらいしか集中力が続かず、あんまり仕事では使い物になりません。。ご迷惑をおかけしておりますm(_ _)m
そんな感じなので、車を運転していても、痛くなったり気持ち悪くなったりするクルマと、意外と快適に乗っていられるクルマとがあります。
特に、普段乗っているクルマでいいますと、代車くんの旧型マーチと、よくできたゴルフ2のノーマル車との差が、てきめんに体感できるのです。これはこれで、むち打ちになる前には感じられなかった新たな発見です。何の違いが、ここまで自分の首に負担がかかるのか、乗りながら考えてみました。
最近の車の中では、とってもよくできていてバランスが良くて、維持費もかからず、見た目もかわいいということで、もっぱら当店の代車くんは旧型マーチばかりになりつつあります。
ゴルフ2を代車に回すと、修理代がめちゃくちゃかかって、それが経営を圧迫していた!というのもあったのですが(余談)。
マーチはじめ国産コンパクト車の、ふわりとした乗り心地が、「乗り心地が良い」と感じる人と、かっちりした乗り心地が、「乗り心地が良い」と感じる人がいますが、僕は普段は、この乗り心地は「どちらもこれはこれでいい」と思ってはいたのですが、今の体にはとてもこたえます。ゴルフ2やカブリオの乗り心地なら、ゆっくり荷重移動すれば大丈夫なのですが、マーチだとどんなに気を遣って操作しても不意に首が揺られるらしく、痛いわ気持ち悪いわで、両車のつくりの違いを痛感(文字通り・笑)。
路面の荒れに対して、ゴルフは硬めではありますが、スッと追従してすっと揺れが収まる。マーチはやわらかくいなしてくれようとするのですが、ピッチングが一度で収まらないことも多く、その方向もイマイチ定まらず、路面状況とも直結しきれていない感じ。
まあこれが、うちの代車君でもっと古い、パッソやブーンだとよりてきめんにダメなんですけど。
これまではゴルフ2とマーチの乗り心地の差は、足の硬さと、車体が得意とするスピード域の関係によるところが大きい、と思ってきましたが、どうやらそれだけでもないようで、あまり体感しない微弱で不定期かつ方向の読めない振動の蓄積が、疲労につながっているようなのです。
今のところ僕の痛みセンサーで、縦揺れの収まりの秀逸度がよくできてます順で、普段乗っているクルマたちを並べてみますと、
ゴルフ2CLi系のフルノーマルMT車(タイヤも13インチだと文句なしで飛びぬけて一番!)
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ゴルフ2ディーゼルのフルノーマルMT車(ディーゼルの振動も走り出せば全然気にならない!)
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ゴルフ2のフルノーマルAT車
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ゴルフ2のビルシュタインB12キット入りAT車
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カブリオのフルノーマル車
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ゴルフ2GTIのビルシュタインB12キット入り車(これとカブリオとの差は体調次第かも)
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(ここから上は乗っていられるし、いわばちょっとした差。ここから下は乗っていて耐えられなくなることがあります。ここら辺からの差は大きい)
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ジェルフ(ジェッタというかゴルフというかの、街乗り車高調とバケットシート入りAT車。かなりキツい。まさに通勤が痛勤。)
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ゴルフ5GTIのフルノーマルMT車(ノーマルなのにけっこう足かたくてストローク少ないよ!)
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代車のマーチたち
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代車のパッソとかブーンとか
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マツコちゃん(トラックなので当たり前か。でも気を付けて走ればマーチといい勝負の疲れ具合)
という感じです。
こう並べてみると、ゴルフ2GTIのフルノーマル車がどのあたりに入ってくるのか、ゴルフ3GTIだとどの辺に位置するのか、試してみたくなりますね。
あと、最近乗ってみたいとひそかに思っている新車たちの、ロードスターとかデミオ15MBとかアルトワークスとかゴルフ7Rとかも、今の自分の状態で乗り比べてみたい。
そんなことやってたら、いつまでたっても回復しないから、やりませんけどね。
でも、こういう体の状態だからこそ、普段の評価軸とは違うところで、クルマのサスペンションやタイヤやボディのことを考えられるのは、新鮮で興味深いです。