毎年一回お世話になってます!母校のコミュニケーション授業の実験台になりに来ました。中学生のみんなが僕にインタビュー的に質問をしながら、どんな人なのか演劇の台詞形式にして簡潔にまとめていく、という課題。

最近の子はみんな頭が切れるので、とても楽しみにしていたのですが・・・今年僕が当たった班の子たちの刺さり具合は、ひと味もふた味も違いました!

 

 

のっけから、うちの店のコンセプトにつながってくるような質問がひっきりなしに飛んできます。その内容のキレっぷりに一種のすごみを感じつつ、でも過度に「デキる感」は感じさせない、いい意味でのフツー感。

部品調達についてとか、タマ数の減りに対してどう考えているか、とか、これまでにゴルフ2でやっていけないと感じた瞬間はありますかとか、日本でゴルフ2を一台でも多く残していくにあたり気を付けていきたいことは何ですか、とか・・・みんな旧車について明るいわけでもなければ免許も持ってないのに。

 

みんなが事前に知らされている僕の情報は、「VWゴルフ2の専門の車屋をやっているOB」というくらいの一行のプロフィールだけなんですよ。

 

中学生の、臆せずに感じた事をガンガン突っ込んでいける積極性が、まぶしかったです。

 

 

大人になると、こんなこと聞いちゃいけないかな、という思い込みや配慮もできる一方、こうであるに違いない、というバイアスをかけて相手をあてはめて考えていくようにもなる。偏見やカテゴライズ、そんなものはクソだ、と思いながらも、中年になるとそれを経験値だと称してやってしまっているな、と反省。

 

プロのライターさんでも、短時間でここまで僕の核心にストレートに迫ってくることはないよな、と、その場では感じていたのですが、そうではなくて、みんなは自分で台詞をまとめるために、僕に聞きたいことを聞いてるだけなんですよね。プロのライターさんは、「良い記事を作る」ことが目的。そしてそのいい記事、とは広告主なり読者なりが、良い記事だ、と感じるであろうと想定されるもの。そこに、プロの安定度と限界があって、素人のストレートな熱量というか、そういうものを失わないように生きたいな、と思いました。

 

HOTLINE

ピット直通電話
出られないときもあります

モバイル
ナカニシ、ヒシカワ
コバヤシ、コイソ