最近イベントやら取材やらでカントリーが目立っているのと、在庫のカントリーたちが少しずつ動き始めているせいか、カントリーの問い合わせがだいぶ増えています。

その中でも、「じっさいカントリーはどのくらいで買えて、どのくらい維持が大変なのか」という漠然としたご質問が多く、僕らもなかなかまとめきれないので、「2017年現在の、カントリーの概況」を、ざっくりまとめてみました。参考にしていただければ幸いです(笑)。

 

 

<中古車相場について>

・~100万円 アウトレット的な車両。整備が後手に回っているとか、エアコン無し車とか、25万キロ超の走行距離の車等。

・100~150万円 普通によさげなカントリー。

・150~250万円 走行距離がひとケタ万キロのものや、上物系極上系。

いずれの価格帯も、希少グレードで保証付き販売は難しいため、保証なし現状販売とさせていただきます。

 

 

<維持費について>

基本的には他のMTのゴルフ2とほとんど変わりません。ただ、壊れやすいとよく言われるのは、2駆より4駆のほうが部品点数が多い分故障の可能性が増える、というくらいで、矛盾や問題点をはらんだ設計というわけではありません。それとカントリーは、昔から整備状態を問わず中古車相場が高いままできているので、一般的なゴルフ2に比べメンテナンスが後手に回っていた時期がある車両が多く、そういう意味ではゴルフ2の平均からすると手がかかる子が多めです。

当店も、その点を加味しながら「スピニングのゴルフ2らしく」仕上げて中古車を出そうとすると、上記の中古車相場の範囲内の価格で販売するのが難しいため、カントリーの中古車販売には積極的ではありませんでした。でもそんなことを言っていると、「乗りたい!」というオーナーさんの気持ちにもこたえられないですし、当店でこのままずっと置いておくのもナンセンスなので、そこそこの仕上げで普通に相場の価格で売れるようにしていこうと思います。

なので、当店の他の売り物のゴルフ2たちよりも、「多少歴代オーナーさんがやりきれなかった宿題がたまっていたりすることもある」くらいにお考えいただけたらと思います。(一台一台の違いは、ご説明できるようにはしていきますので)

 

 

<部品について>

カントリーは日本においては150台ほどしか入ってきておりませんが(並行車も含めた推定台数)、世界全体では8000台近く流通したので、まだそこそこ部品は出ます。もちろん、ゴルフ2と共通の部品は他のゴルフ2たちと同じなので、まず困ることはありません。

ただ、ハイリフトされているため、サスペンション周り、ケーブルやホース類、シフトリンケージの一部の長さが違うのと、リヤブレーキが大きいので、そのあたりの部品が一度欠品になると、1年2年と待たされることがあります。そういうタイミングに当たったら、じっくり待てる覚悟が必要になります。

あと、カントリー/シンクロともに残存台数が少ないので、4駆の駆動系の部品たちも、出てくるまでに時間がかかることがあります。

 

 

 

と、何かとファッション的に乗りたくなるけど大変だぞーといろいろな人から言われて尻ごみしてしまうことが多いカントリーですが、このくらいのものなんだな、というイメージができていれば、そう怖いものではないと思います。実際僕も、次の愛車はカントリーにしようかと思っていますし。

とはいえ、部品の供給はいつ劇的に悪化するかわかりませんので、どうせ乗るなら早いほうがいいですよね。僕も、早く一台自分のカントリーを決めたいです(^^)

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