TANAKA'S BLOG ノブ田中のブログ
過去の記事
今日から移転作業を開始しております。

すみません、明後日からの予定だったのですが、工事の都合で前倒しになってしまいましたm(_ _)m
本日から移転作業に入らせていただいております。
早速、工場部分は半分くらいスカスカになりました。
人海戦術で物を運びまくっております。
バイトで手伝ってくださるかた、まだまだ募集中です!
バイト代相当分は、次回の整備代から値引きさせてください的な条件でもいいぞ、というかた、ぜひ田中までご連絡をいただけたらと思います!
このままうまく行けば、きっと予定通り26日からは、新店舗ニローネにて営業を開始できる、はずです(^^;;
新店舗住所:
神奈川県相模原市緑区長竹2748-1
になります。
よろしくお願いいたします!

「大江戸えねるぎー事情」 石川英輔   

ブックオフの105円コーナーは好きです。
この本も先日、なにげなく目にとまって購入しました。
すっっっっごい面白いです!
江戸の人たちがどんな生活をしていたか、現代との比較も具体的な数字が出てきたりしていて、イメージしやすく、しかも難しくない。とても読みやすい文章で語られています。
機会があったら、ぜひご一読を。
1989年の本なので、ちょうどゴルフ2全盛期に書かれた本ですね!(笑)
環境やエネルギーを語る上では、僕は車屋なので理想論を語れる立場にはいません。
でも、どうも最新の車の進化は人間の身の丈からだいぶ外れてしまったような気がしています。
僕は、何でゴルフ2が一番好きなのか、何でゴルフ2にこだわっているのか、自分でもまだその意味がよくわからないので、掘り下げて考えることがあるのですが、やはり「ちょうどよさ」や、「身の丈感」というキーワードはよく浮かびます。
ゴルフ2をライフワークにするにあたっての、僕の人生のテーマってなんだろうな、ってことも、たまに考えます。
仕事においても私生活においても、その中のメインなテーマって、「世の中で当たり前になっている二律背反的なことを、違う次元からの視点で昇華、解決を目指す」ようなイメージなのかな、って感じることが、ここ数年は多いです。
小さいときから、なぜか全てにおいて自分の中でのバランスを大事に考えていたし。
現代人が一気に、江戸時代のような理想的な循環型社会に戻るのはムリとしても、”身の丈に合った価値観で暮らすほうが、いろいろ楽だし心も快適だよ”、という程度に、過去の時代を見直す視点を、ゴルフ2を通じて提案できたらいいなと、今は思っています。
科学も技術も経済も、進歩って、右肩上がりじゃなきゃいけない、とか、最新こそが最良でなければいけない、とかっていう考え方の呪縛って、ものすごい強力なので、それをもうちょいやわらかくムリなく柔軟に適当に、いい感じで解決できる視点って、あってもいいと思うんですよね。
過ぎたるは及ばざるがごとし、っていうのだって、やりすぎてみなきゃ、やりすぎだったって実感できないわけだし。
たとえば、原発なんかも、そうであってほしいな、と思います。今さらなかったことにはできないし。
進歩のゆがみを、さらなる進歩で解決しようとすると、結果が出せないときは嘘に嘘の上塗りをしているのと同じことになってしまう。これって、どの立場の人にとっても、ツラいことにしかならないですよね。
ちょっと長いですが、あとがきから、かいつまんで引用させていただきますね。
「人間の幸福が、本当に便利さの程度に比例しているという証拠はないし、便利な生活が本当に幸福で、不便な生活が本当に不幸なのか、まだ結論は出ていない・・・(略)・・・人間は、便利すぎる生活にすでに適応できなくなりかけて、悲鳴を上げているのではなかろうか。・・・(略)・・・日常生活が便利であってほしいと願っている私個人の希望とは矛盾するが、人類は本来こういう便利な生活、エネルギー的な借金生活に耐えられない生物ではないかという気がしてならないのも事実なのだ。・・・(略)・・・私たちは、現在の豊かな世の中がいつまでも続いてほしいと願いながらも、こんなやり方ではいずれ行き詰まるのではないかと恐れている。もし行き詰まる日が来るとすれば、それは欧米式合理主義が行き場を失った時だろう。その時にまだ間に合えば、江戸時代の日本人の生き方こそ立派なお手本になるはずだ。」
巻末の対談記事でも、
「何も起こらないようにしようとすれば、江戸時代みたいに、エネルギーゼロ、人口増加ほとんどなし、経済成長も1パーセント以下にして、それでみんなが満足して暮らすほかないでしょう。でも、ぼく自身、そんなのいやですよ。ただ、ぼくは、エネルギーの枯渇はあまり心配していません。さっきもいったように、どんどんエネルギーがつかえて便利になる結果、人間の方がおかしくなる方が早いのではないかと恐れています。」
「そういう意味での不適合は、とっくに起こっているような気がしています。これからは、量の問題よりシステムの変換が精神衛生上必要になって来るのではないでしょうか。私たちが日常生活を送っている所に、もっと緑や水が見えるようになるぐらいでも、かなり緩和できそうです」
四半世紀前に書かれた本ですが、見事にリアルタイムで今を言い当てられてる気がしませんか?
蛇足ですが、”古本屋に行くよりも、高くても新刊のビジネス書を読みなさい。今は情報の鮮度が重要な時代だ”って言うエラい人が多いですが、基本的に僕はそんなスピードにはついていけません。
1年2年たったらもう古くて使えない情報を、やっきになって取り入れてライバル社との競争に勝つ、という仕事人生は、僕にはムリです。最初っから、そんな競争の中では生き残れないのはわかっているので、10年たとうが100年200年たとうが色あせない生き方の人から、その人の人生の楽しさを学びたいです。
「仁」の世界じゃないけど、一度江戸時代の暮らしを、ナマで見に行ってみたいなぁ。
もし僕が江戸時代に行ったら、ゴルフ2は足こぎに改造してゆったりまったり走りますよ(^^)
まぁ何十年か後には、ホントにそういう世の中になってるかもしれませんが、それもそうなったらそうなったで、オツですよね。

HOTLINE

ピット直通電話
出られないときもあります

モバイル
ナカニシ、ヒシカワ
コバヤシ、コイソ