TANAKA'S BLOG ノブ田中のブログ
過去の記事
「シャアへの鎮魂歌」池田秀一

近所のブックオフでなんとなく購入。ガンダム好きのメカこいぴーにあげようかと思って買っただけなんですが、読み始めてみたら、ものすごい勢いで魅了されました。

池田秀一さんという人の凄さが、あくまでも飾らず淡々と語られる文章の中から溢れ出てきていて、男にとって生きるって何?、仕事って何?、というとこから、文化論や役者の歴史に至るまで多岐にわたる感動が次々とわいてきます。

やっぱ男の子は、どんなにバカだと言われてもいいから自分で納得の行くかっこよさを追求して生きたほうが、面白いですね!

僕もそうありたい。

 

東京蚤の市に行ってきました(ゴルフ2にまつわる感想)

先週の東京蚤の市にもっていった黄色ちゃんですが、すごい大人気でびっくり!

 

以前から思っていることですが、”最新の車が最良であり最高かもしれないが、それが全ての人にとって最適とは限らない。だからゴルフ2のように人の感覚にちょうどよく寄り添ってくれるクルマが、これからも必要なんだ。”ということについて、より確信を深めた2日間でした。

 

 

イベント自体も人がたくさんでしたが、ゴルフ2のまわりも常に人がいて、僕は誰かしらとずっとしゃべってました~。

 

ずっと、この車が普通だと思って10年20年乗っている僕らの感覚からいくと、若い女の子たちが、「わぁ、かわいいー!」って言ってゴルフ2の前で記念撮影して帰っていく状況って、にわかに信じがたいですよね(^^;;

でもそれが、目の前で繰り返される光景を見てしまうと、時代とともにゴルフⅡの存在感や存在意義は重みを増して、深みも増しているのだな、と、実感せざるを得ません。

 

すごく楽しそうにゴルフ2を見て、中に乗っていく、趣味性の高いクルマとは縁遠そうな女の子たちとお話していると、みんな口をそろえて言うのが、「今の新しい車の中には、なんとなく乗りたいものがない。」ということです。

タントやラパン、ココアとかだと、一見よさそうだけど、ダメみたい。みんなパンダとかミニ、ビートルじゃなければ、パオとかラシーンとか、って言う人が多かったなぁ。

そうすると、その両極のすき間を埋めつつ昇華できる”ホンモノのクルマ”って、まさにゴルフ2がそのド真ん中ですよね!

 

実際、これだけカワイイ車が50万円くらいで買えて、オートマでエアコンついてて日常使いが普通にできる、というところに盛り上がってくれる人がとても多かったです。そしてもっと、故障やトラブルについて質問されることが多いかと思いきや、みんな燃費と、普通に乗れるかどうかの質問ばっかりでした。

自走でこのイベント会場まで来てて、僕も普段ゴルフ2をメインの足にしている、というだけでも、とても驚かれました。古い車はダメ、燃費も悪い、っていうマスコミ的なすりこみって、一般の人に深く根付いてしまっているんだなぁ、と実感。

ゴルフ2は町乗りで大体リッター10キロくらい走りますよ、っていうだけでだいぶ驚いてもらえちゃいますから。

 

 

このイベントに遊びに来ている人たちに共通しているのは、カワイイだけで中身のない雑貨に振り回されていない人たちなので、車もスペックやうんちく的なものに振り回されずに、自分の心で感じて頭で考えようとしているように思います。

そこらへんは、とかく頭でっかちになりがちな車マニアよりも、よっぽど本質を突いた会話になったりして、興味深いです。我々クルマ好きも、自分が何者であるか、自分のモノサシはどういうモノサシなのか、それなしにはクルマを語れない時代がすぐにでもやってきそうな気がして、うかうかしてられないな、と、ちょっとした危機感も感じました(笑)

 

きっと、”自分の知識や理論の正しさを証明し、確認するために車に乗る”よりも、”自分を磨くために車に乗る、あるいは、自分にとってちょうどいいのはどんなクルマかを探していく過程で自分の感覚が磨かれる”というクルマの楽しみかたのほうが、僕らクルマ好きの間でも主流になっていくだろうと思います。

 

まあ、ゴルフ2に乗ってる人とか、スピニング周辺の人は、もともとそうだ、っていう人多いですけどね!

 

そうそう、東京蚤の市の2日間、うちのお客さんや知り合いの人にたくさん会いました。数えてなかったけど、ざっくり思い出すだけで30人はいたような気が。これもすごい確率ですよね!

このイベントとテイストがあうお客さんが、スピニングガレージにはいかに多いか、ということも、そこからわかりますね。

 

そんな意味でも、また次回、必ず遊びに行きたいな、と、思います。

さらば相棒

先ほど正座をした瞬間、ケツのあたりから「びりっ」という軽い音とともに、紙を手で破いたときのような振動を感じました。

まわりを見渡すも、ほかに誰もいません。
何が起きたかは、3秒後にやっと理解できました。

そういえばお前とももう、10年以上のつきあいだったかなぁ。
こんなに薄くなるまで自分をすりへらして、俺のケツを守ってくれてたんだね。

今までありがとう!!
さようなら。

(写真と本文は多分関係ありません)

次なる自転車の仕様迷走中。

個人的などうでもいい話ですが(笑)、忘れないように書き残します。

書き残しておいて、大竹さんの休み明けに伝えようと思って。

 

先週初ソロレース(自転車の)に行ってきて、圧倒的な速度差を感じて、一方で現実的な課題もたくさん持ち帰ってきたのですが、今日の通勤はいろいろ荷物が多く、20キロくらい背中にしょって走ったので、またいろいろ考えてみました。

 

荷物が重いだけで、平地がこんなに伸びないのか、ってくらい加速が悪い。

なのに、重たくなってるのに下りも意外と伸びない。

で、上りはさぞツラいかな、と思っていたら、意外とそうでもない。

タイムもベストの2分落ちなので、普段通りな感じ。

 

あ、でも、荷物の重さだけじゃなくて、レース後にクランクを5mm短くしたからそのせいもあるのかも。

確かインナーも歯数少なくなってたっけ。

 

考えれば考えるほど、何が影響しているのかわからなくなる。

車のチューニングも、そうだもんなぁ。論理的に正しいと思われることの組み合わせと積み重ねが、それほど速くならないことも、よくあることだし。

 

自転車にしても車にしても、ニンゲン側の体調やメンタルでも、タイムは大きく変わってきますしね。

 

 

次の自転車は、上りが強い仕様にしてもらえば、人間側の得意不得意とちょうど合わさって、オールラウンダーになれるのかしら。

東京蚤の市に行ってきました。(全体的な雰囲気的な感想)

5/17~18の二日間、東京蚤の市に一台出させていただきました。

こういうイベントに来るのは初めてだったこともあり、すごく新鮮な驚きがたくさん!

 

 

とにかくものすごいお客さんの数!お客さんみんな、この蚤の市でお買い物するために、入場料を払って来ていて、それでこの混雑っぷりったらホントすごい。ディ○ニーランドみたい・・・というか、現実と乖離した虚構で莫大な利益を上げるディ○ニーランドより、夢もあるしリアルもあるし、こっちのほうがよっぽど楽しいですけどね。

これはひとえに、主催者さんがいいお客さんと、いい出店者さんを集めているということに尽きるな、と感じました。

 

イベントごとっていいますと、やはり資本主義の世の中ですからみんな儲かることが善、という前提にのっかっているわけで、「お金さえ出せばいいイベントのいい位置に出店できるから、そういうところでイメージつくって業績急上昇させて売上どーんと上げましょう」的な会社やお店って、いるのが普通じゃないですか。

識者なうちのお客さんたちからたまに聞く言葉で、”限りなくホンモノに近いニセモノが、一番儲かるんですよ”っていうことなんですが、東京蚤の市には、そういうところが全然来てない感じなんです。

 

そういう”限りなくホンモノに近いニセモノ”がいると、その市場ってすごくめんどくさくなりますよね。まずは何がホンモノで何がニセモノなのか、っていう定義の議論になりがちですが、そこは置いといて。(各個人の中でその線引きのラインは違うと思いますので、僕の中では僕がホンモノだと感じるものがホンモノで、ニセモノだと感じるものがニセモノです。僕の中でも、気分や時代やジャンルによって、その線を引く場所も変わりますしね。)

 

雑貨にしても車にしてもそうだと思いますけど、市場が細分化して複雑化すると、限りなくホンモノに近いニセモノに、知らず知らずに侵食されてるときって、ありますよね。そういう奴らは正直に、「理念なんか商品の中身には反映してませんよ。安いんだし。売れることが正義ですから」って顔に書いといてくれるとわかりやすいのですが、そいう判別ってものすごく難しいときがあるし、疲れます。

 

で、そういう構造に疲れたよね、っていうのは、お客さん側もお店側も、近年すごくあると思うんです。

うちはホンモノだ、って言えば言うほど、そこはホンモノに見えなくなってしまったりとか。かといって、わかる人だけわかればいいや、って割り切ると、ホンモノ顔したニセモノにやられちゃうし。それに、そういうところにだまされちゃうお客さんとか、信じ切ってしまっているお客さんを見ると、心が痛むし。

 

 

その点、東京蚤の市では、主催者さんが出店者さんをセレクトして、出店依頼をして集めているようなのです(聞いた話ですけど)。なので、”ホンモノ顔のニセモノ”がなるべく混じりこまないようにしているのかな、と。

蚤の市の楽しさって、ホンモノかニセモノかわからないやりとりもまたオツなので、そういう愛すべきニセモノは僕は大歓迎なんですけど、すごく巧妙に発達した”ホンモノ顔のニセモノ”が混じると、すごく雰囲気が冷める感じがしますよね。でも、ここはそれがないから、お客さんもこれだけ集まってきてくれるんだろうな、って思いました。

 

 

車の出店は「レトロカー商会」という中で、各車両ごとにその車種に詳しい専門店が一台ずつ持ってきていたのですが、他のお店さんもみんな、なんとなく空気感が通じるものがあって、すごく安心感がありました。あぁ、ここもすごく気を遣って、お店集めをしているんだな、と思いましたし、その中に今回うちが仲間に入れていただけたのは、とても光栄で、嬉しいです。

 

あ、僕も自分のとここそがホンモノだ、なんていう話をするつもりはないですよ。でも、少なくともホンモノ顔したニセモノでは絶対にないし、自分たちはホンモノになりたい、と思ってやってますけど、お客さんがうちのことをよく知った上で、こいつらホンモノじゃないな、と思われたら、それはそれで仕方ないな、って思っています。そこら辺を決めるのは、お客さんであって僕らじゃないわけで。

それと、もちろん、ここに出てない呼ばれてないところがホンモノじゃないなんて、そんなことを言うつもりもありませんよ。念のため。

 

 

ただ、何がホンモノか、という線を引く場所と考え方が近い人たちが、主催者も店もお客さんも集まっていると、すごくいいイベントになるんだな、ということを強く実感したので、うまいことをその雰囲気を伝えたいだけなんです。

ちょっと今回、書きたいことがうまく伝わる文章になってない気がするなー。ごめんなさい。

すっごい、一体感のある静かな盛り上がりというか熱気というか、”価値観の合うものどうしがミスマッチしないように、でもたくさんの人が集まっている”という難しさを、見事に成功させてるな、と思ったんですよね。

 

 

また後で、イベント全体的なものの感想じゃなくて、ゴルフ2にまつわるお客さんとのやりとりの中での感想を書いてリベンジしますね。

 

HOTLINE

ピット直通電話
出られないときもあります

モバイル
ナカニシ、ヒシカワ
コバヤシ、コイソ